ちびさんが自分の親指の存在に気付き、そしてその吸い塩梅の良さに気づいたのは0歳3ヵ月くらいの頃。
それからというもの、左手の親指はいつでも彼女の口に吸い込まれ、タコになりながらも彼女の精神を穏やかにしてくれたり、深い眠りに誘い込んでくれたり、ちびさんにとって欠かせない相棒となっていた。
しかしそんな親指との別れは突然やってきた、、、!
今回はちびちゃんの指しゃぶり卒業までの道のりをたどりたいと思います。
第一弾 言い聞かせ
▲指を吸いながらスヤァ…なちびちゃん(0歳)
2歳半頃の歯科検診で、特に問題はなかったものの
指しゃぶりは、できたら3歳ころまでには卒業しようね。歯並びに影響しちゃうから。
と言われました。
その頃から“3歳までには指しゃぶり卒業させるぞ!”のやる気がみなぎってきたわたし。
まずは、何も道具を使わずに言い聞かせることから始めました。
1月生まれのちびちゃんは、保育園で周りのお友達が次々に3歳のお誕生日を迎えるのがうらやましい、自分も3歳になるのが待ち遠しい!な状態。
そこで「もうすぐ3歳だね、3歳のお姉さんになったらもう赤ちゃんじゃないから、指しゃぶりやめようね!」と、3歳の特別感に乗じて言い聞かせてみた。
はじめは「うん、3歳なったらやめるー!」と、なんとなく受け入れていた様子。
でももちろんすぐにはやめられない、意識も特にしてない(無意識に吸ってる)。
それから指を吸ってるのを見かけるとたまに「もうすぐ3歳だよ、やめれる?」と声をかけては「うん~」となんだか流される日々。そしてまだ吸う。
この言い聞かせがしつこすぎたせいか、ちょっとムキになって吸ってる感も出てきた。。
これはあまり効果がないし、むしろ逆効果かもと思って、言い聞かせはやめた。
第二弾 ばんそうこう
▲テレビを見ながら指を吸うちびちゃん(1歳)
次に、おなじみのばんそうこう作戦。
いつも吸ってしまう左手の親指にばんそうこうを貼って、吸ったときの違和感を与えて、自然と吸わなくなるかな~という目論見。
ちびちゃんには「親指にお守りテープ貼るから、これで指しゃぶりやめようね!」と言って、本人も拒否することなく受け入れてくれた。
ただのばんそうこうじゃすぐに剝がされてしまうかと思って、ちびちゃんの好きなアンパンマンなど好きなイラストを描いて貼ってみることに。
お風呂あがりに貼って、次の日のお風呂前までずっと貼っている状態。
これで短期決戦!と思ってはじめたものの、なかなか指しゃぶりはとまらない。。
なぜかというと、
・ばんそうこう貼っていようが、寝てる間に無意識に吸う
・日によってばんそうこう貼るの拒否
そんな感じで効果はイマイチのまま日々が過ぎていきました。しぶとすぎる。
それに加え、衛生面が心配ではあった。公園で遊んだあととか、ばんそうこうの隙間に砂とかゴミ入っちゃったり、貼ってる部分蒸れちゃったりするから。。
指に直接絵を描いたりもしたけど、すぐ消えちゃって全然意味なかったw
気づけばもう3歳に、、、これは指しゃぶり卒業はまだまだ先になりそうか、、!?
第三弾 絵本
お正月、誕生日を迎えて3歳になりました。指しゃぶりは継続中。
最終手段、苦いマニキュアを買ってみるか検討。
↓↓ 苦いマニキュアというのはこれ ↓↓
爪に塗っておくと、指しゃぶりをしたときに苦みを感じてイヤになっちゃって指しゃぶりを防げるというもの。
でもね、これすごく悩んだ。だってそもそも塗らせてくれなきゃ意味がない。
塗られると苦い→塗られたくない→拒否
この流れで作戦失敗する気しかしなかった。。笑
そんなことを考えていたある日、家族3人で近くのショッピングモールにお出かけしました。
その中の小さな遊び場でちびちゃんを解き放つと、絵本の置いてある棚を発見。
どの絵本を読もうかとラインナップを見てみると、、『ゆびたこ』を発見!!「これ読もう」と、ちびちゃんをお膝の上に座らせる旦那(協力者)。
おりこうさんにお膝に座って、父の読み聞かせと絵本に集中するちびちゃん。
リアルな絵に顔をしかめながらも、ストーリーをしっかり追うのだけど、、ちびちゃんの顔はどんどん険しくなっていきます。
内容としては、『今度1年生になるのに、指しゃぶりがやめられない私。ぜったいやめたいのに…。ある日突然、親指のユビタコがしゃべった!?』という感じ。
このユビタコがなかなかキモくてね、、、“子どもたちの誰もが共感できるエピソードを、ユーモラスにあたたかく描いたこの1冊。”なんて紹介されているけど、ユーモラスが過ぎる。笑
ユビタコを見てちびちゃんも「怖い、怖い」と言うけど、なぜか読むのをやめようとはしなかった。
しかしついに終盤、「怖い~~~」と泣き出してしまった。。笑
相当ビビっちゃったみたいです。
実は2歳になってすぐの頃、旦那が本屋さんで読んであげたことがあるらしい。
けどその時はまだ絵本の内容もよくわからないし、ほかの絵本がいい~!と言って全然読めなかったと。
3歳になってお話の内容もちゃんとわかるようになってリベンジしたら、効果が抜群すぎました。
その後、「ユビタコ怖い」と言って指を吸うことをやめたちびちゃん。
ふとしたときにも「ユビタコやだよぉ泣」と、思い出してはビビる。笑
「指吸うのやめたら、タコさん小さくなってユビタコ出てこないから大丈夫だよ」と言い聞かせて、気づけば全然指しゃぶりしなくなってました。
ということで3歳はちょっと過ぎましたが、無事に指しゃぶり卒業!!
今では「え、吸ってた?」と思うほど、指の存在を忘れてる感じ。まだほんのりタコは残ってるけど、これ以上大きくなることはなさそう。
指しゃぶり卒業成功のカギ
ちびちゃんの場合は『ゆびたこ』のおかげで指しゃぶりが卒業できました。
でも絵本を読むタイミングや、その子の状況によっては効果が出ないこともあるのかな?と思う。
実際に2歳なりたてのちびちゃんには効果がなかったので。
今回の成功のカギとしては、
・絵本読みたい!のタイミングでちょうど読めた(集中して読めた)
・自分の指にも絵本と同じようなタコがあった
この条件がそろっていたことかな!
本屋さんで立ち読みしたり、児童館や図書館、遊び場にゆびたこの絵本が置いてある場合もあると思うからいきなり買わなくてもOK!
我が家もコストゼロで指しゃぶり卒業できてよかった~!苦いマニキュア買わずに済んだ!笑
指しゃぶりに悩んでる親御さんはお試しで読んでみるといいかも。
以上、指しゃぶり卒業レポでした★
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